うつ病になった中学時代のわたしと保健室の話

わたしは中学生の頃に、うつ病になってしまいました。

その頃は「うつ病」という病気がこの世にあることを知らなかったので、母親や心療内科の先生から「あなたはうつ病なんですよ」と言われてもピンとこなかったのですが、うつ病というのがカンタンに言うと「心の病」なのだと教えてもらってからは、自分の状態を認識できるようになりました。

診断されてからは、不登校の日々が「保健室登校の日々」へと変わりました。

わたしは不登校のままでいたかったのですが、「うつ病だとそれこそ、家にばかりいるともっとその病状が悪くなってしまう」と説得されて、仕方なく学校へ行くようになったのです。

しかし、保健室登校をするようになると、途端に友達が増え始めました。

最初は本当に戸惑ったのですが、わたしが中学生だった時代はちょうど「不登校」の問題が社会問題になり始めた時期で、なんとわたしの学校には不登校児童がその時だけで10人はいたのです。

「悩み苦しんでいるのは自分だけではないんだ」

この発見は、わたしの心を回復へと導いてくれました。

※本記事は個人のうつ病体験談です。体験内容はあくまで個人の体験であり、医療アドバイスではありません。専門的なアドバイスを希望する場合は医師へ相談を。

※This article is a personal depression story. The content is solely based on personal experience and is not medical advice. Consult a doctor for professional advice.