私が境界性人格障害と診断されたのは、18歳の時です。
その当時は母親がガンで亡くなったばかりでした。
父親と兄と3人で暮らしていましたが、父親がすぐに再婚したため、家に居たくなかった私はひとり暮らしを始めました。急に環境が変わり、母が居ない寂しさから、私は自傷行為をするようになってしまいました。
毎晩お酒をがぶ飲みしながら自傷行為をしていたのですが、ある時手首を深く切りすぎてしまい、止まらない血に怖くなった私は彼氏を呼び、救急車で運ばれるという事がありました。その頃からアルコールに依存し、アルバイトも休みがちになり、それを知った父親が私を心療内科に連れて行ったところ、境界性人格障害と診断したのです。
診断が終わったあと、父親はなぜか泣いていました。
自分の責任だと言って泣いていましたが、私はもうどうでもよく、早く帰ってお酒を飲んで寝てしまいたいと思っていました。その後何年も病院に通い、精神安定剤を飲みながら何とか仕事にも行き、生きている意味がよくわからないまま暮らしていました。
そんな時、私の人生の転機が起こりました。
妊娠し、結婚することになったのですが、自分の子供の誕生があまりにも嬉しく、その幸せで今まで苦しかった心のモヤモヤが何処かへいってしまったのです。今では、過去の私は一体なんだったのだろう?と不思議に感じるほど、子供達や夫と幸せに暮らしています。
※本記事は個人のうつ病体験談です。体験内容はあくまで個人の体験であり、医療アドバイスではありません。専門的なアドバイスを希望する場合は医師へ相談を。
※This article is a personal depression story. The content is solely based on personal experience and is not medical advice. Consult a doctor for professional advice.
