鬱の回復期に注意すること

うつ病を患っていたことがありますが、家族の支えがあってまた社会復帰できたことは否めませんし、
大変感謝しています。

ただ、回復期には病状の把握について家族との考えのずれがあったことは認めなければなりません。
うつ病はいきなり回復するものではなく、良い状態と悪い状態を繰り返して回復していくものです。
一見元気になり、2,3日過ごしていても、また突然症状に見舞われるということも少なくなかったです。

家族としては、いろいろな意味で回復を待ち望んでいるでしょうし、もちろん自分に経験がなければ一度元気になったように
見えれば、もう元気になったものとしてみたいと思うこともあるでしょう。

患者本人としては、もちろん、こうした期待に応えたいという気持ちが強く出てしまうことがあります。
ですから、まだ本調子じゃなくてももう自分は治ったのだと思い聞かせることが強すぎることがあります。
もちろん、回復にはこうしたハッタリのような自信も時には必要でしょう。

しかし、長い目で見れば、またぶり返してしまっては元も子もないので、こうしたときはお互いに慎重になったほうがよいと思います。
仕事復帰の際に医師が軽減勤務を進めるように、家族とのコミュニケーションもステップバイステップで行っていくことが必要です。
対策としてやはり患者本人が家族に本当に回復としたといえるのは回復期に入ってから年単位かかるのだということをしっかり伝えたほうが
良いです。別にそれは甘えているわけではないのです。一番合理的な方法なのです。

※本記事は個人のうつ病体験談です。体験内容はあくまで個人の体験であり、医療アドバイスではありません。専門的なアドバイスを希望する場合は医師へ相談を。

※This article is a personal depression story. The content is solely based on personal experience and is not medical advice. Consult a doctor for professional advice.