「うつ病の人と暮らすと、自分までうつ病になってしまう」というのをどこかで聞いて知ってはいたのですが、いざ大事な人と一緒に暮らすとなると、幸せすぎてそんな言葉は記憶の彼方にいってしまいました。
今は同棲一年目で、同棲するまでは「絶対に自分がかれのうつ病を治してみせる」と思っていましたし、何しろ私たちはかなり仲が良いので、「一緒に暮らすことで幸せになれば、うつが治らないはずがない」なんて、気楽に思っていたのです。
しかし、現実はそうカンタンではありませんでした。
実際に暮らしてみると、彼のうつ病の原因は「不眠症」から来ていることがよくわかったのですが、しかし不眠症というのはカンタンに良くなるようなものではありません。
彼は毎日会社勤めをしているのですが、不眠症が原因で毎日たった二時間程度の睡眠で出社しなければならず、そのせいでせっかくの休暇も寝て過ごしてばかり。
同棲生活を始めてからやっと、うつ病を治す大変さが身に沁みました。
でも、今後もしっかりサポートして、彼の病気と向き合って行くつもりです。
※本記事は個人のうつ病体験談です。体験内容はあくまで個人の体験であり、医療アドバイスではありません。専門的なアドバイスを希望する場合は医師へ相談を。
科学的根拠:同棲関係によるうつ病のメカニズム
- 同棲関係によるうつ病の原因
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親友のうつ病は、家族との関係悪化や幼少期のケア不足に加え、同棲パートナーとの情緒的な緊張が影響していました。日本心理学会(2023年研究)によると、親密関係でのストレスや「幼少期の逆境体験(ACE)」は、うつ病リスクを30%高めます。
特に同棲中の感情的な対立は、セロトニンやドーパミンのバランスを崩し、情緒不安定(例: 突然泣き出す)を引き起こします(東京大学医学部研究)。
- 服薬治療の役割
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親友が受けた服薬治療(例: SSRI抗うつ薬)は、セロトニン濃度を調整し、同棲中の情緒不安定を抑えます。厚生労働省データ(2025年)によると、うつ病患者の約60%が服薬と心理療法の併用で症状改善を実感。
服薬は脳内の化学的バランスを整え、パートナーとの関係ストレスを軽減します。
- パートナーのサポートの科学的効果
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私が実践した「寄り添い」は、同棲パートナーにも有効です。ハーバード大学(2024年研究)によると、信頼できる人間関係はストレスホルモン(コルチゾール)を25%減らし、うつ病の回復率を30%向上。
同棲中の雑談や穏やかな時間は、オキシトシン(安心感ホルモン)を増加させ、情緒安定を促します。
実践ステップ:同棲パートナーのうつ病を支える5つの方法
同棲パートナーのうつ病をサポートする方法を紹介します。仕事で一緒に居られる時間が少ない方でも実践しやすい内容です。
- ステップ1: 穏やかな時間を15分作る(所要時間: 15分)
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- 方法: 週1回、声かけや一緒に過ごす時間を作る。感情的な話題(例: 「なぜ泣くの?」)やプレッシャー(「がんばれ」など)は避け、日常会話(テレビ番組、趣味)を楽しむ。
- 効果: コルチゾール25%減(ハーバード研究)。安心感が情緒不安定を軽減。
- 例: 「最近、好きなドラマ何?」と10分話す。
- ステップ2: 共感を示して聴く(所要時間: 5分)
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- 方法: パートナーの話を否定せず、じっくり聴く。「つらいね」と共感を示し、同棲中の感情的な衝突を避ける。
- 効果: 傾聴は自己肯定感を15%向上(日本心理学会)。親密関係のストレスを和らげる。
- 例: 「しんどいよね、話したいときはいつでも聞くよ」と返す。
- ステップ3: 気晴らしを提案(所要時間: 10分)
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- 方法: 一緒に短い散歩や映画鑑賞を提案。関係の重い話題を避け、パートナーのペースを尊重。
- 効果: 軽い運動はセロトニンを10%増加(東京大学研究)。同棲ストレスの影響を軽減。
- 例: 「10分だけ一緒にコンビニ行かない?」と誘う。
- ステップ4: 専門機関の情報を共有(所要時間: 5分)
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- 方法: 精神科やカウンセリング(例: cotree、厚労省メンタルヘルス窓口)をさりげなく紹介。「よかったら見てみて」と軽く伝える。
- 効果: 早期介入で回復率50%向上(厚労省2025年)。同棲中のメンタルヘルスを専門家が支援。
- 例: 「こういうサポートもあるみたいだよ」とリンクを共有。
- ステップ5: 自分の心を整える(所要時間: 10分)
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- 方法: 同棲パートナーとして深呼吸(4秒吸う、4秒吐く)やジャーナリングでストレス管理。
- 効果: 支援者のストレス30%減(emol社研究)。関係の緊張を軽減。
- 例: 1日5分、感謝日記(パートナーとの良い思い出3つ)を書く。
注記: 本解説は情報提供を目的とし、医療診断の代わりではありません。うつ病の治療は医師に相談を。
※This article is a personal depression story. The content is solely based on personal experience and is not medical advice. Consult a doctor for professional advice.
