私は現在もうつ病を患っており、週に2回は診察に行っています。
調子が悪いときは、点滴を打ってもらい、
気持ちを楽にしてもらっています。が、やはり、薬で気持ちを安らげるのもイイのですが、
家族や友人、知人からの支えがあると、
さらに気持ちが楽になることに、最近気づきました。私がうつ病を発症したときは、まだ実家におり、
母とふたりで住んでいました。発症した当初は、本当に症状がひどく、
過呼吸になったり、パニックになったり、イライラして物を投げつけたり…。
今考えると、母には大変迷惑をかけたなと思います。一番覚えているのが、
私が真夜中、母が寝ている最中、
イライラして、悲しくなって、
「私なんかいないほうがいいんだ」と思って、
靴も履かずに、外に出て、
近所の公園でブランコに乗って「どうしたらいいんだろう」と悩んでいたら、
母が公園にやってきて、「よかった!探したんだよ!ひとりでふらふら出歩いちゃダメだよ。
お母さん、あなたが死んだんじゃないかと思って、
必死で探したんだから…」
と言って、泣いていたことです。この時、私は、
「うつで苦しんでるのは、私だけじゃなく、
私を支えてくれてる人まで苦しいんだ」と思ったのです。二人で家路について、
母は私が寝入るまで、ずっと背中をさすってくれました。私は、この時
「うつで苦しんでるのは、私だけじゃなくて、
支えてくれてる人も、苦しいんだ」と思いました。だからと言って、罪悪感を感じ、死を選ぶのは、いけないことです。
私みたいに目に見えて、支えてくれている人はいないと思っている人も、
実は支えてくれている人はいるんです。それは、かかりつけの先生だったり、友人だったり、様々です。
かならず、誰かが、あなたを見てくれています。
その人のためにも、与えられた人生を生き抜いて、
少しずつ、ゆっくり、焦らず、この病気を治していきましょう。
※本記事は個人のうつ病体験談です。体験内容はあくまで個人の体験であり、医療アドバイスではありません。専門的なアドバイスを希望する場合は医師へ相談を。
※This article is a personal depression story. The content is solely based on personal experience and is not medical advice. Consult a doctor for professional advice.
