うつ病。僕の家族にもいました。
今は治って普通に仕事をして生活しています。わたしが最初におもったのは何で何もやる気が出てこないのか?
聞いたときがあるんですが答えはないんです。頑張ろうとはしているのですが体と脳が分かれている感じだといっていました。
はじめは家族の方もびっくりされると思います。そして家族の方に知っていていただきたいのですが
うつ病というのは病気の一種です。なのでなんでやる気が出ないのだとか、
何で普通に生活できないのかと疑問に思ってはいけません。精神的なことの積み重ねによって神経が痛められる。
はじめは頑張って抵抗します。でもいつの日かプツッと切れてしまうんです。
頑張り屋さんに多いかもしれません。正直な人にも多いと思います。
だから家族の人たちにはいいところをしっかりほめてあげていただきたいと思います。
もしかしたら患者さんの今までの生活の積み重ねが起こしたものかもしれません。過程で患者さんに少なくとも迷惑をかけていたかもしれません。
家族の中で誰かがうつ病に苦しんでいるのならその家族にも少なからず原因があるわけで、
一方的に患者さんのせいで発症したとは言い切れないと思います。そして治療には長い時間が必要です。病院の付き添いもいります。
それでも世間の目を気にしているわけにはいきません。
僕はなるべく優しい言葉をかけていました。少しうつ病の状態が良くなったらこちらの口調を少しずつ変えていくことにしました。
家族の理解が本当に患者さんの支えになります。治療方法で大事なのはもちろんお医者さんの診察力もありますが、
うつ病の人はふだんは家にいます。なので家族の力というものが患者さんの気持ちを明るくする上で
非常に大切なものとなっていきます。今までの生活ぶりからして考えられないこともおきてきます。
決して一人で抱え込ませないようにしてあげること。
あと、食事の量も増えてきやすいのできちんと見ていたほうがいいです。そして、少しでも気分のいい日は外に連れて行ってあげて下い。
少しでもいいから歩くんです。家の中にいるだけだと筋力も衰えますので少しでもいいから一緒に歩いてあげる。
こんな気配りがあれば患者さんも頑張れると思います。元々はまじめで頑張り屋さんの人なんだから
気持ちをしっかり持たせてあげればうまくいくと思います。何回も言いますが家族の力です。
絶対に必要です。実際僕の家族も治りましたから必ずうつは治ります。
あまり患者さんを応援するのではなくほめてあげることが大切です。というのは患者さんは今まで頑張ってきてうつになったかもしれないからです。
そこでまた応援するのは過去をよみがえらせるようなもの。それよりもほめてあげてください。
そしてしっかり話し相手になってあげていただきたい。そうすれば明るい未来が待っています。
地道な努力かもしれませんが以上が僕がやってみたことです。参考になればうれしいです。
※本記事は個人のうつ病体験談です。体験内容はあくまで個人の体験であり、医療アドバイスではありません。専門的なアドバイスを希望する場合は医師へ相談を。
※This article is a personal depression story. The content is solely based on personal experience and is not medical advice. Consult a doctor for professional advice.
