うつ病治療のために、うつの妻と一緒に診察を受けて気付いた事

うつ6年目を迎え、なかなか症状が良くならない事に
落ち込んでいる妻を見て、色々と調べている時に、ある心療内科のHPにたどり着き、
そこで掲載されているマンガがすごく分かり易く、うつ病以外の病気の可能性についても
疑っていた私は、渋る妻を何とか説得し、一緒に行く事にしました。

はじめは、は私が一緒に付いて来るとは思わなかったみたいですが、
家族が一緒にうつの診察を受けると、第三者の視点からも医者に普段の様子や
医者からの説明にも気付ける事があると思ったので、そうしました。

妻の名前が呼ばれ、私も一緒に部屋で話しをしていると、
妻が今までうつにかかって、中々治らない事に対する不甲斐なさや悔しさ、
また私に対しての申し訳なさで涙を流す場面もありました。

たまたまなのかもしれませんが、その時の妻は努めて受け答えも明るくするのですが、
いつも一緒にいる私から見ると、無理して明るく受け答えをしたり、
愛想よく話しをしている感じが見て取れました。

そこは妻の良い所でもありますが、やはりうつになって本人も辛い中で、
なるべく人に対して、弱い自分を見せたくないのか、
それとも別の思惑があるのかもしれませんが、
やはりうつになりやすい人は、こういう性格の人なのかもしれないな、と1人で納得しました。

幸いな事に、そのクリニックではうつの症状に似た別の病気の可能性についても言及頂き、
妻もその中の「バセドウ病」や「橋本病」について思い当たる事があったらしく、
その病気の方の治療も平行しつつ、うつの治療も進めて行こうという結論に至りました。

普段、仕事で家にいなかったりする場合、
家族がうつになってしまった時は、なかなか一緒に診察を受けるという事は
難しいかと思いますが、うつ病治療のために診察を一緒に受けて
よく無い事は1つもないかと思います。

時間がある時、または時間がある時にでも、うつになった自分の家族が、
医者とどう接しているのか、どんな内容を話しているのか、
自分だけが気付いている事が無いかを伝える意味でも、
家族が一緒に診察を受ける事は重要かもしれません。

※本記事は個人のうつ病体験談です。体験内容はあくまで個人の体験であり、医療アドバイスではありません。専門的なアドバイスを希望する場合は医師へ相談を。

※This article is a personal depression story. The content is solely based on personal experience and is not medical advice. Consult a doctor for professional advice.