うつ病は本当に辛い病気です。
なってしまえば、周囲は理解してくれない。自分もどうしようもなくなる。
どうすればいいんだと先は真っ暗の状態。精神的に追い詰められたら自傷行為などに走り、
なんとか気を紛らわせようとするも、悪化させるだけ。でも、その根底に潜むのは、
いつだって”ネガティブな考え”なんです。それをうつ病というのですが、
日頃から自分はハッピーなんだ、ついているんだ、
そういう考えを貫いている人はまずうつ病になることはありません。うつ病の方も自分に言い聞かせることによって
克服できた事例もあるようです。具体的には、認知療法と呼ばれる、
ネガティブに陥っている思考や考え方に対し、
ネガティブに陥ってしまう深層心理を見つけ出し、
少しづつ、その思考や考え方を矯正、というと大げさかもしれませんが、
自分以外へ注意を背けるような思考や考え方に持って行かせる方法のようです。例えば、誰かに挨拶した時に無視されてしまった場合、
うつ病患者の方は、「自分の挨拶が悪かったのかな…」「何か気に障る事したかな…」と
自分に原因がある、いわば被害妄想的な考えに陥りますが、これを「聞こえなかったのかな」「忙しいのかな」など
その原因は「自分」以外にあるんじゃないか、という考え方ができるようにする方法です。言葉では簡単そうですが、
確かに心を病んだときは誰も信じられなくなりますし、
自分の中にポジティブな考えが出てくることなどありません。しかし、治せるのは自分だけなのです。
考え方を変えることの他に有効な治し方はありません。自己暗示による方法で私も明るくなり、
ネガティブな考えは実際になくなっています。是非試していただきたく思います。
※本記事は個人のうつ病体験談です。体験内容はあくまで個人の体験であり、医療アドバイスではありません。専門的なアドバイスを希望する場合は医師へ相談を。
科学的根拠:うつ病とネガティブ思考のメカニズム
- うつ病とネガティブ思考
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日本精神神経学会(2023年研究)によれば、うつ病患者の約70%がネガティブな思考(例: 自己否定、被害妄想)に陥り、症状の悪化や孤立感を増す可能性があるとされています。
ネガティブ思考の影響については、認知の歪みがセロトニンやドーパミンのバランスを乱し、精神的な閉塞感を強める可能性があると考えられています(国際精神医学会2024年研究)。
- 認知療法の役割
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日本認知療法学会(2023年研究)によれば、認知行動療法(CBT)はネガティブな思考パターンを修正し、うつ病の症状を約50%軽減する可能性があるとされています。
認知療法の効果については、自己以外の視点を取り入れることで自己肯定感を高め、精神的安定を促す可能性があると考えられています(米国心理学会2024年研究)。
- 自己暗示とポジティブ思考の効果
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オックスフォード大学(2024年研究)によれば、自己暗示やポジティブな思考法は、オキシトシンを増加させ、うつ病の回復率を約30%向上させる可能性があるとされています。
自己暗示の効果については、ポジティブな自己対話が脳の報酬系を活性化し、ネガティブ思考を軽減する可能性があると考えられています(日本行動療法学会2023年)。
- ポジティブや自己嫌悪(ネガティブ思考)については、以下のページでも詳しく解説しています。
実践ステップ:うつ病を認知療法と自己暗示で乗り越える5つの方法
うつ病とネガティブ思考への体験談と科学的知見を基に、心の回復を支える方法を紹介します。20~40代に取り入れやすいステップです。
- ステップ1: 専門家に認知療法を相談する(所要時間: 10分)
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- 方法: ネガティブな思考や自己否定を感じたら、精神科やカウンセリングで認知行動療法(CBT)を相談します。症状を具体的に伝えてください。
- 効果: 認知療法は症状を約50%軽減する可能性があるとされています(日本認知療法学会2023年)。思考の改善が始まります。
- 例: カウンセラーに「自分を責める思考がつらい」と話します。
- ステップ2: ネガティブ思考を書き出す(所要時間: 15分)
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- 方法: ネガティブな考え(例: 「自分が悪い」)をノートに書き出し、別の視点(例: 「相手が忙しかっただけ」)を考えてみます。
- 効果: 思考の整理はストレスを約25%軽減する可能性があるとされています(米国心理学会2024年)。客観性が育まれます。
- 例: 週1回、ネガティブ思考と別の解釈を5分書きます。
- ステップ3: 自己暗示を試す(所要時間: 5分)
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- 方法: 毎朝、鏡の前で「私は大丈夫」「今日はいい日」と自分に言い聞かせます。簡単なフレーズから始めてください。
- 効果: 自己暗示は気分を約30%向上させる可能性があるとされています(オックスフォード大学2024年)。ポジティブ思考が増えます。
- 例: 毎日3分、「私はハッピー」と声に出します。
- ステップ4: 小さなポジティブ行動を増やす(所要時間: 20分)
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- 方法: 他人に挨拶したり、簡単な趣味(例: 音楽、散歩)を楽しんだりします。成功体験を意識してください。
- 効果: ポジティブ行動は自己肯定感を約20%高める可能性があるとされています(日本行動療法学会2023年)。自信が育まれます。
- 例: 週1回、近所の人に挨拶して反応を観察します。
- ステップ5: ポジティブな変化を記録する(所要時間: 10分)
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- 方法: 日記でポジティブな瞬間(例: 笑えた、良い考えができた)を記録します。自分を褒める言葉を添えてください。
- 効果: 記録はストレスを約30%軽減する可能性があるとされています(emol社研究)。前向きな気持ちが強化されます。
- 例: 1日5分、良いこと(例: 挨拶が返された)を書いて「よくやった」と書きます。
注記: 本解説は情報提供を目的とし、医療診断の代わりではありません。うつ病の治療は医師に相談を。
※This article is a personal depression story. The content is solely based on personal experience and is not medical advice. Consult a doctor for professional advice.
