うつ病になると、まず何もやる気が起きなくなります。生活するというよりも、生きていくことだけで精一杯になります。朝起きてはみますが、着替えるでもなく、何かを食べるわけでもなく、ただそこにいるだけになります。そうして時間が過ぎて、夜を迎えます。それを繰り返します。これならまだいい方で、夜眠れなかったり、昼夜が逆転したりします。
なので、家族も生きてくれてさえいればいいという考えになります。私の妹も、そのような状態のときに免許の更新のお知らせが届きました。本人は、もう治らないだろうし、運転することもないだろうから更新しないと言いましたが、家族や医師の勧めもあり、免許を更新することにしました。確かに、外出もしたくない人に、そのようなことをさせるのは大変だと思います。しかし、それをすることで完治したときの生活を考えることが出来るので、ある程度の生活は変えない方がいいと思います。今はまだ運転は出来ませんが、免許があるだけで励みになっているようです。免許があることで、何でも自分の証明ができますから。
※本記事は個人のうつ病体験談です。体験内容はあくまで個人の体験であり、医療アドバイスではありません。専門的なアドバイスを希望する場合は医師へ相談を。
※This article is a personal depression story. The content is solely based on personal experience and is not medical advice. Consult a doctor for professional advice.
