長らくうつ病を患っていた経験がありますが、
私が実際に効果があったと思われるうつ病治療法について述べたいと思います。自分で多少動けるようになってきてから、
長い間停滞状態が続いた私は様々な改善法に手を出しましたが、
中でも効果があったんじゃないかなあと思うのは
EMDR(眼球運動による脱感作と再処理)です。あまりなじみのない言葉かもしれませんが、
アメリカなどではポピュラーで、不安障害やトラウマ記憶の治療などにも
用いられている臨床法です。本来はカウンセラーが行うもののようですが、私は自分でやっておりました。
やることは一定リズムで眼球を動かす、つまり目を動かすだけです。私の分析上、私は目の前の世界に集中できず、
頭の中の世界の物事、つまり嫌な思い出や考え、
不快な身体症状に注意が向きすぎてしまうという癖があることがわかりました。そこで、何も考えないというのは難しいことですし、
何か作業をするのは疲労感があるため
このEMDRをとにかく癖にしてしまうことを心がけました。不快感があったら直ぐに目の前に見える二つのものの間で
目を動かすということを集中して行いました。最初はそんなことやるのも嫌でしたが、
次第に慣れてきて目の前の世界に集中できるようになってきました。その結果、いろいろな症状が徐々に緩和されていきました。
薬も飲んでいましたが、私にはこれが一番効きました。
※本記事は個人のうつ病体験談です。体験内容はあくまで個人の体験であり、医療アドバイスではありません。専門的なアドバイスを希望する場合は医師へ相談を。
※This article is a personal depression story. The content is solely based on personal experience and is not medical advice. Consult a doctor for professional advice.
