私の友達のうつ病体験談

私の友達は大学卒業後、選挙活動の事務所に入社しました。
初めは事務的な仕事をこなしていましたが、2年が経つと、議員に立候補してみないかと話されたそうです。

友達はそんなつもりで入社したわけではなかったので、毎日毎日その話をされるたびに
気が重くなっていったそうです。

そして、朝が来るのが苦痛になり、起きれなくなってきたといいます。
吐き気がして、仕事に行こうとしても体が動かなくだるいとのこと。

どんどん気が滅入って、人と会うことすらいやになっていったといいます。
ついに自分ではどうすることもできなくなり、家族に助けを求めました。

その後、案の定うつ病と診断されました。

そのころには最悪なうつ状態に陥っており、ずっと引っ越ししてからも
一歩も外に出ることはなく、引きこもっていたそうです。

家族がこのままではダメだと感じ、遠くの病院に定期的に通わせることを
決めました。

カウンセリングを長期間続けて、彼女がやっと自立し始めようと、前向きな
言葉を発したのは5年後でした。

人と目を合わせることができない、会いたくない状態だった彼女は
今や接客業のアルバイトを5年間ずっと続けています。

ずっと親友だった私もたまにはお食事に誘ったり、話をしたりと気にかけてきました。
本当に前の状態の彼女に戻れて、心の底から良かったなと思います。

※本記事は個人のうつ病体験談です。体験内容はあくまで個人の体験であり、医療アドバイスではありません。専門的なアドバイスを希望する場合は医師へ相談を。

※This article is a personal depression story. The content is solely based on personal experience and is not medical advice. Consult a doctor for professional advice.