母は16年前より、回転性のめまいに襲われました。病院にいったところメニエール病と診断され、投薬治療をしてきました。
しかし、容体が落ち着くことはなく、10年が過ぎました。
頻繁にめまいをおこし、横になり、おう吐している母を見ているのは、とても辛いことでした。しかし、誰よりも辛いのは母なのです。家族全員で支えていくことを決めました。原因がメニエール病だけだと思えなくなった母は、あちこちの病院を転々とし、現在の掛りつけのお医者様に巡り会いました。
そこで、病状を話したとき、初めてメニエール病以外の病名を告げられました。
それは「鬱病」でした。メニエール病も、根本的な因子としては「鬱病によるパニック障害からくるものだ」ということでした。家族としては、母の病名がはっきりしたことや、今後どうするかが見えてきて、一筋の光が差し込んできたような気持ちでした。現在は、投薬治療を継続中で、めまいの症状はほとんど無いといっても過言ではないくらい、よくなりました。時間はかかりますが、母は「これからも投薬治療を続けていく」と言っています。必ず治る、いつかその日が来るまで、家族で母を支援していきます。
※本記事は個人のうつ病体験談です。体験内容はあくまで個人の体験であり、医療アドバイスではありません。専門的なアドバイスを希望する場合は医師へ相談を。
※This article is a personal depression story. The content is solely based on personal experience and is not medical advice. Consult a doctor for professional advice.
