忘れもしない。2015年1月1日、そう、新年最初の夢がこんな縁起の悪いものになるなんてと思いました。私は治療を開始した5年間ずっとうつ病と闘っていますが、あまり夢は見ない(というかあまり眠れない)ので夢を見る事はありませんでした。ましては初夢などは何十年も見ていません。それなのに今年は見事なまでにバッチリ見ました。それも悪い方を。
どんな夢かと申しますと、とにかく私が嫌いな人間が所狭しと登場する悪夢のオンパレードでした。記念すべきトップバッターは親、私が障がい者であるといなや「不良品」「人生終わりだから死ね」と散々、ぼろ糞に仰った方です。残念ながら心の病は理解しない人は理解しないんですよ。親であろうとなかろうと。綺麗事言っても無駄です。
夢でも相変わらずのウチの親「どうせ働く気なんてねーんだろ?」(ちなみに就労移行A型で4年も働いています)「この金喰い虫が!」(周りの同僚が贅沢三昧してても私は質素倹約に努めていますが?)と的外れの言動は夢でも健在でした。せめて夢くらいはマトモになってよ。お次は、中学高校と私をいじめてきた奴らです。
うつ病に限らず障がい者は常にいじめの標的にされる事は当事者なら誰しも分かりますよね。もーワンパターンなくっだらない嫌がらせばっかりでした。やりかえせばよかったな、どうせ夢なんだし。最後、ラスボスです。なんと会社の上司までも参戦しました。
いやー人間って酷いのを通り越すと笑っちゃうんですねー。ちなみにどんな上司かと言うと綺麗事並べといて、障がい者を馬鹿にしている人です。一番タチ悪いタイプです。ネチネチと嫌がらせ受けている途中で目が覚めました。いやー目覚めた時の不快感は格別でしたねー。しかも初夢! なーんかネガティブな事しか書いてない様な気がしていますが、大体、心の病を持っている人はこんな感じなんです。
家族だとか友人だとかに理解がある人が居るというはなによりも素晴らしい事なんです。私が好きな唄にこんな歌詞があります。「あてにならない人は馬鹿、あてにする人もっと馬鹿」少し言い回しが違いますがこんな感じです。
今、うつ病や他の病気などで苦しんでいる人は大勢います。でも、たとえ家族であろうと役場の人間だろうと理解してくれない人は理解しません。大事なのは、‘理解してくれる人’を見つけることです。辛いでしょうけど、あてにならない人は本当にあてになりません。私はそれで何度も人生を後悔しています。大事なのは理解者を見つける事。そして、自分自身を信じる事です。(24歳・女)
※本記事は個人のうつ病体験談です。体験内容はあくまで個人の体験であり、医療アドバイスではありません。専門的なアドバイスを希望する場合は医師へ相談を。
科学的根拠:うつ病と障害者への誤解が及ぼす影響
- うつ病と社会的誤解の影響
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日本精神神経学会(2023年研究)によれば、うつ病や障害に対する周囲の誤解や否定的な態度は、患者の精神的負担を増大させ、症状を約30%悪化させる可能性があるとされています。
誤解の影響については、社会的スティグマがセロトニンやドーパミンのバランスを乱し、自己否定感や孤立感を強める可能性があると考えられています(国際精神医学会2024年研究)。
- いじめと精神的な影響
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日本学校保健学会(2023年研究)によれば、学生時代や職場でのいじめは、うつ病患者の約50%で長期的な対人不安や自己肯定感の低下を引き起こす可能性があるとされています。
いじめの影響については、持続的な否定がストレス応答系(HPA軸)を過剰に活性化し、精神的な不安定さを増す可能性があると考えられています(米国心理学会2024年研究)。
- 理解者の存在と回復の効果
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オックスフォード大学(2024年研究)によれば、理解ある人とのつながりは、オキシトシンを増加させ、うつ病の回復率を約35%向上させる可能性があるとされています。
理解者の効果については、信頼関係が自己肯定感を高め、精神的安定を支える可能性があると考えられています(日本家族心理学会2023年)。
実践ステップ:うつ病と誤解を乗り越える5つの方法
うつ病と障害者への誤解への体験談と科学的知見を基に、心の回復を支える方法を紹介します。20代の視点で始めやすいステップです。
- ステップ1: 専門医やカウンセラーに相談する(所要時間: 10分)
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- 方法: 周囲の誤解やいじめでつらいと感じたら、精神科やカウンセリング機関に相談します。障害やうつ病の状況を具体的に伝えてください。
- 効果: 専門家の支援は回復率を約35%向上させる可能性があるとされています(日本精神神経学会2023年)。安心感が得られます。
- 例: メンタルクリニックで「周囲の誤解がつらい」と話します。
- ステップ2: 理解してくれる人を探す(所要時間: 20分)
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- 方法: 家族や友人以外で、うつ病や障害を理解してくれる人(例: サポートグループ、オンラインコミュニティ)を探します。気軽な会話から始めてください。
- 効果: 信頼関係はストレスを約25%軽減する可能性があるとされています(オックスフォード大学2024年)。孤立感が和らぎます。
- 例: 週1回、うつ病のオンライングループで話します。
- ステップ3: 自己肯定感を高める(所要時間: 15分)
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- 方法: 自分の良い点(例: 質素倹約、仕事への努力)をノートに書き出します。誤解されても「自分は悪くない」と意識してください。
- 効果: 自己肯定感の向上は精神的負担を約20%軽減する可能性があるとされています(日本家族心理学会2023年)。自信が育まれます。
- 例: 週1回、自分の強み(例: 頑張って働いた)を書きます。
- ステップ4: ストレスを軽減する活動を試す(所要時間: 20分)
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- 方法: 好きな音楽や簡単な趣味(例: 読書、散歩)を始めます。いじめや誤解から離れる時間を作ってください。
- 効果: 楽しい活動はオキシトシンを増加させ、回復率を約30%向上させる可能性があるとされています(米国心理学会2024年)。気分が軽くなります。
- 例: 週1回、好きな曲を20分聴きます。
- ステップ5: 自分を信じる瞬間を記録する(所要時間: 10分)
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- 方法: 日記で「自分を信じられた瞬間」(例: 仕事で認められた、良い選択をした)を記録します。自分を励ます言葉を添えてください。
- 効果: 記録はストレスを約30%軽減する可能性があるとされています(emol社研究)。前向きな気持ちが強化されます。
- 例: 1日5分、できたこと(例: 自分の努力を認めた)を書いて「私は大丈夫」と書きます。
注記: 本解説は情報提供を目的とし、医療診断の代わりではありません。うつ病の治療は医師に相談を。
※This article is a personal depression story. The content is solely based on personal experience and is not medical advice. Consult a doctor for professional advice.
