私の父は、仕事のストレスでうつになりました。
最初は「肩が痛い」「首が痛い」といった愚痴がポツポツと出る程度で、仕事の疲れだと思い、肩をもんであげたり、湯船につかるように勧める程度で気にも留めていませんでした。しかし、そのうちお酒の量が異常に増え「部下が、話の通じない子で辛い」「仕事に行きたくない」という話が出はじめてから、急に「ひらがなは読めるのに漢字が読めない」と言い出したり「弁当が2倍くらいの大きさに見える」など、普通ではないことを言い出したので、病院に行くよう強く勧めると、うつの幻覚の初期的な症状だと診断されたとのこと。
母は「生活はどうするんだ」と父を責めましたが「お父さんが死んだら生活どころじゃない。休ませてあげようよ」と説得。
仕事を辞めると、父は終日寝込んでいましたが、しだいに散歩に出たり買い物に行ったり、お酒も減らすことができました。今では転職して、元気に働いています。
原因がはっきりしている場合はやはりそれから遠ざけるのが一番良いのではないかと思います。
収入のことを心配して通勤を続けさせていたら父が死んでしまっていたかもしれないことを考えると、選択は正しかったと思っています。
※本記事は個人のうつ病体験談です。体験内容はあくまで個人の体験であり、医療アドバイスではありません。専門的なアドバイスを希望する場合は医師へ相談を。
※This article is a personal depression story. The content is solely based on personal experience and is not medical advice. Consult a doctor for professional advice.
