うつ病になるまで、私は自分のことは自分が一番解っていると思っていました。
しかし、それは大きな思い違いだということが、うつ病になってから初めてわかったのです。うつ病の治療期間には「躁転」という、
突然、治ったかのような気分になる期間が訪れる場合があります。私は何度もこの躁転にだまされ、医師の指示を無視して、勝手に薬をやめ、
そして再びぶりかえす…ということを繰り返していました。「お薬はちゃんと飲んでいますか?」と訊かれ、
「最近ちょっと調子が良かったものですから…」と答える。これが何度か繰り返され、ようやく、自分の気分は今、
うつ病に蝕まれているのだということがはっきり自覚できました。今では、しっかり処方された量の薬をきちんと服用し、
おかげさまで少しずつですが、家事などもできるようになりました。まだ仕事に復帰するのは不安がありますが、家事ができるからといって油断せず、
きちんと薬を飲み続けていこうと固く心に誓っています。
※本記事は個人のうつ病体験談です。体験内容はあくまで個人の体験であり、医療アドバイスではありません。専門的なアドバイスを希望する場合は医師へ相談を。
※This article is a personal depression story. The content is solely based on personal experience and is not medical advice. Consult a doctor for professional advice.
