40歳主婦です。
私がうつ病と診断されたのは38歳の時でした。ひとり息子を幼稚園へ入れたあたりから、
ママ友との関係や子どもの成長に悩んでいました。実母とは疎遠で、周りに友だちもなく、
夫も仕事で多忙なため、悩みを誰にも相談できずにいました。ついイライラして子どもに当たってしまったり、
ひとりで泣いたりと、かなり不安定な状態で生活していました。表面上はなんとか取り繕っていましたが、
心の中は荒れ果てていたと思います。家事も手につかなくなり、ある日何もかもイヤになって
部屋で暴れたことがきっかけで入院しました。二ヶ月の入院中は充分な休養を取ることができました。
医師や看護師に自分の感じている辛さを話すことで、気持ちが落ち着きました。また、薬による治療も私には効果があったようです。
リフレックス錠を飲みはじめて一週間で、
ずっとうつむいたままだった顔を上げて前を向く事ができました。それからは少しずつ気持ちが前向きになりました。
ただ、幼い息子の心を傷つけたことだけが心残りです。うつ病と診断されたとはいえ、
我が子の前で泣いたり暴れたりしてしまった自分のことが本当に辛いです。今は服薬しながら通院治療を受けています。
苦手なママ友とは距離を置き、出来る限り無理をしない生活を心がけています。特別なことをしなくても、ただ私が笑顔でいれば
夫や息子が幸せでいられるのだと思うことができるようになりました。簡単なことですが、うつ病になることでわかりました。
※本記事は個人のうつ病体験談です。体験内容はあくまで個人の体験であり、医療アドバイスではありません。専門的なアドバイスを希望する場合は医師へ相談を。
※This article is a personal depression story. The content is solely based on personal experience and is not medical advice. Consult a doctor for professional advice.
