皆医療職でしたが、妹のうつ病に悪化するまで気づきませんでした

私の妹も仕事での人間関係がきっかけでうつ病を発症してしまいました。身内は皆医療職であるため、ある程度のうつ病の病識や症状などは知ってはいましたが、なかなか悪化するまで気づきませんでした。初めは表情が暗く、いつも疲れているようで口数も少なくなっていましたが、仕事が大変なのかなという程度に感じていました。

仕事に行きたくないと悩んでいる中でも、両親が厳しいため話を聞くどころか、仕事はきちんと行きなさいと言う一点張りで彼女も悩みを打ち明けることを諦め、だんだん食事を受け付けなくなりみるみる内に痩せて行きました。

おかしいと気付いたころには、感情もほとんどない状態でした。ある日、彼女自身も限界が来て心のうちを話してくれました。仕事の人間関係で悩んでいること、悩みを打ち明けることや自分の感情をため込みすぎて自分ではどう対処していいか分からなくなっているとのことでした。まずは家族間でのサポートが必要ではないかと考え、両親に今の状態、彼女の思いについて伝え話し合いました。

そして、一番病気の原因である仕事を辞め、まずは治療に専念することから始めました。病院にかかり内服を処方してもらったものの、やはり原因であった仕事を辞めたことでかなり重荷が下りたようで少しづつですが笑顔が見られるようになりました。

また、一番近い存在の家族に話しを聞いてもらえるという安心感から、なんでも悩みを少しづつ話してくれるようになり、症状も改善に向かいつつあります。

※本記事は個人のうつ病体験談です。体験内容はあくまで個人の体験であり、医療アドバイスではありません。専門的なアドバイスを希望する場合は医師へ相談を。

※This article is a personal depression story. The content is solely based on personal experience and is not medical advice. Consult a doctor for professional advice.